注意ちうゐ)” の例文
それは四面しめん鐵檻てつおり堅牢けんらうなるうへにも堅牢けんらうならんことのぞんで、如何いか力強ちからつよてきおそひきたつても、けつして車中しやちう安全あんぜんがいせられぬため特別とくべつ注意ちうゐであるさうな。
だから吾等われら海岸かいがんいへ出發しゆつぱつするときも、櫻木大佐さくらぎたいさ繰返くりかへして『すなすべりのたに注意ちうゐせよ。』とはれたが、吾等われらつひあやまつて、このおそたに陷込おちこんだのである。
わたくし少年せうねんも、今猶いまなほ十數日すうにち以來いらい疲勞つかれかんじてるので、其樣そんな高歩たかあるきする氣遣きづかひはないが、ましてこの注意ちうゐがあつたので、一層いつそうこゝろくばり、食後しよくごは、日記につきいたり、少年せうねん二人ふたり