“母上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おっかさん46.7%
はゝうへ20.0%
おっか13.3%
ははうえ6.7%
かあさま6.7%
っかさん6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兄弟が揃った処、お祖母さんも、この方がお気に入るに違いない、父上おとうさん母上おっかさんの供養の為に、いきものだから大川へ放して来ようよ……
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
べしは重々ぢゆう/\此方こなたわるけれど母上はゝうへとらへてなにいひつたかおみゝれまいとおもへばこそ樣々さま/″\苦勞くらうもするなれさらでもの御病氣ごびやうきにいとゞおもさを
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「そうさ、お前に任したのだから……ところで母上おっかさんが見えたら最早もう下宿屋はして一所になって下さいと言ってみようじゃないか」
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「お母上ははうえさまのご病気びょうきというのは、うそです。じつは、こういうわけがあって……。」
「ワット」と児供こどもが読んで、「母上かあさま、ワットとは何のこと?」と聞いた。
非凡なる凡人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「どうも色々有難う御座いました。お母上っかさんにも宜しく……それでは明日あす。」
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)