朝廷てうてい)” の例文
於茲こゝにおいてりてきぬ。韓湘かんしやうなぐさめていはく、いたむことなかれ、われる、きみつゝがあらず、ひさしからずして朝廷てうていまたきみもちふと。
花間文字 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
○つくしにいたり玉ひては不出門行ふしつもんかうといふを作り玉ひて、寸歩すんほ門外もんのそとへいで玉はず。是朝廷てうていたうとみおそれ、御身の謫官てきくわんたるをつゝしみたもふゆゑなり。
○つくしにいたり玉ひては不出門行ふしつもんかうといふを作り玉ひて、寸歩すんほ門外もんのそとへいで玉はず。是朝廷てうていたうとみおそれ、御身の謫官てきくわんたるをつゝしみたもふゆゑなり。
大江は 菅原家とともに 朝廷てうてい累世だい/\する儒臣じゆしんなり。しかるに 菅神を崇称あがめたゝへたる事くだんの文の如し。是以こゝをもつてすべて文道にあづかる者此 御神をあがめざらんや、信ぜざらんや。
大江は 菅原家とともに 朝廷てうてい累世だい/\する儒臣じゆしんなり。しかるに 菅神を崇称あがめたゝへたる事くだんの文の如し。是以こゝをもつてすべて文道にあづかる者此 御神をあがめざらんや、信ぜざらんや。
此一詩をもつても無実むじつ流罪るざいしよして露ばかりも帝をうらみ玉はざりしを知るべし。朝廷てうていうらみ給ひて魔道まだうに入り、雷公かみなりになり玉ひたりといふ妄説まうせつは次にべんずべし。
此一詩をもつても無実むじつ流罪るざいしよして露ばかりも帝をうらみ玉はざりしを知るべし。朝廷てうていうらみ給ひて魔道まだうに入り、雷公かみなりになり玉ひたりといふ妄説まうせつは次にべんずべし。