“折節”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おりふし76.0%
をりふし16.0%
おりから4.0%
おりせつ4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう来そうなものだと待ち兼ねている光景で、折節おりふし飯時分になった、それにつけて来るのが遅いことである、ということである。
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
重四郎はこれさひはひと娘の部屋へやのぞき見れば折節をりふしお浪はたゞひと裁縫ぬひものをなし居たるにぞやがくだんのふみを取出しお浪のそでそついれ何喰なにくはかほ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
折節おりからいづれも途方とほうれてりましたから、取敢とりあへずこれツて見樣みようふので、父親ちゝおや子供こども兩足りようあしとらへてちうつるし、外面そとかしてひざ脊髓せきずいきました、トコロガ
それだけなら構わないが、折節おりせつはお兼さんの顔を見て笑った。けれどもお兼さんは澄ましていた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)