投附なげつ)” の例文
さがさう、たづねようとおもまへに、土塀どべいしやがんで砂利所じやりどころか、石垣いしがきでも引拔ひきぬいて、四邊あたり八方はつぱう投附なげつけるかもわからなかつたんです。……
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
いし其處そこたれましたら、どんなでせう。いなづまでも投附なげつけられるやうでせう。……わたし此處こゝ兵隊へいたいさんの行列ぎやうれつて、背後うしろからまゐるのだつて可厭いやことでございます——かへりますわ。
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
……おや、とおもふと、ばら/\とまた投附なげつけながら、……
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)