“八方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はつぱう71.4%
はっぽう14.3%
あたり7.1%
はちぶ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奥村氏の家は青銅いろに塗られしものにて、突出つきだされたる楼上ろうじやう八方はつぱうは支那すだれに囲はれ、一けんけんそれの掲げられたるより
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
(わななきながら八方はっぽう礼拝らいはいす。禰宜ねぎ仕丁しちょう、同じくそむけるかたを礼拝す。)
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
井崎八郎の声は八方あたり構わず響き渡ります。
小児こどもの手からは、やや着弾距離を脱して、八方はちぶこっちへ近づいた処を、居士が三度続けて打った。
半島一奇抄 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)