“投網”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
とあみ	97.9%
なげあみ	2.1%

とあみ

勝則と投網（とあみ）打ちに行った夜、お京の手紙を見られて以来、マンが、そのことについて、一口もいわないので、内心、気味が悪かった。

花と龍 (新字新仮名) ／ 火野葦平(著)

陣羽織を脱いで打ちふるい、さらによれよれの浴衣を脱いで、ふんどし一つになって、投網（とあみ）でも打つような形で大袈裟（おおげさ）に浴衣をふるい

新釈諸国噺 (新字新仮名) ／ 太宰治(著)

なげあみ

城ヶ島さつとひろげし投網（なげあみ）のなかに大日（だいにち）くるめきにけり

雲母集 (新字旧仮名) ／ 北原白秋(著)

“投網”の解説

投網（とあみ）とは、漁網の一種である掩網/被網（かぶせあみ）の一種。岸辺や船上から魚がいると思われる水域に人の手で投げ入れて面で魚を獲る漁具である。
日本語では、投げ網/投網（なげあみ）、打ち網/打網（うちあみ）、唐網（とうあみ）ともいう。中国語では「投網（簡体字:投网）」という。英語（事実上の国際共通語）では "cast net（日本語音写例：キャスト ネット）" といい、時に "throw net（日本語音写例：スロー ネット）" ともいう。
(出典:Wikipedia)

投	常用漢字 小３ 部首:⼿ 7画
網	常用漢字 中学 部首:⽷ 14画