成都せいと)” の例文
われく、むかし呉道子ごだうし地獄變相ぢごくへんさうつくる。成都せいとひと一度ひとたびこれるやこと/″\戰寒せんかんしてつみおそれ、ふくしうせざるなく、ために牛肉ぎうにくれず、うをかわく。
聞きたるまゝ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
むなしく援軍の到着を待つのみでなく、彼のきょみだれを衝いて、一勝を制しておくことは、大いに成都せいとの入城を早めることになろうと存じますが
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼がしょく成都せいとに拠って叛乱を起したときに、蜀王の府をもってわが居城としていたが、それは数百年来の古い建物であって、人と鬼とが雑居のすがたであった。
藩に就くに及ばず、第十子たんを生れて二月にして王とし、十六歳にして藩に兗州府えんしゅうふに就かしめ、第十一子椿ちんを封じてしょく王とし、成都せいとき、第十二子はくしょう王とし、荊州府けいしゅうふに居き
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
昔の因縁いんねんを考えると、わしとて、譲らんでもないが、しかしあのように敗けてばかりいるのでは張合はりあいがない。——で、当時とうじ、醤の奴は、どこにいるのか。重慶じゅうけいか、成都せいとか、それとも昆明こんめい
これは余談よだんわたるが、彼れ醤は、日本軍のため、重慶じゅうけいを追われ、成都せいとにいられなくなり、昆明こんめいではクーデターが起り、遂に数奇すうききわめた一生をそこで終るかと思われたが、最後の手段として
すでに首都の成都せいと(四川省・成都)へ近づいてきた頃、道のかたわらから
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その都府、中心地は、成都せいとである。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)