“心臟”のいろいろな読み方と例文
新字:心臓
読み方割合
しんざう31.6%
こゝろ21.1%
しんぞう15.8%
こころ15.8%
ハート10.5%
ヘルツ5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ロミオ はて、それは深切しんせつ爲過しすごし。いっそ迷惑めいわく。おのが心痛しんつうばかりでも心臟しんざういたうなるのに、足下きみまでがいてくりゃると、一だんむねせまる。
片側なるたゞ一の魂を我等に示していひけるは、彼はターミーチにいまなほあがめをうくる心臟こゝろを神のふところに割きしものなり 一一八—一二〇
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
この畜類ちくるゐ、まだ往生わうじやうしないか。』と、手頃てごろやりひねつてその心臟しんぞうつらぬくと、流石さすが猛獸まうじうたまらない、いかづちごとうなつて、背部うしろへドツとたをれた。
そのくちばし心臟こころをついばみ 瞳孔ひとみはしづかな涙にあふれる。
定本青猫:01 定本青猫 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
行列ぎやうれつあいちやんと相對峙あひたいぢするまですゝんでときに、彼等かれらは一せいとゞまつてあいちやんを打眺うちながめました、女王樣ぢよわうさま嚴肅げんしゆくに、『こは何者なにものぞ?』と心臟ハート軍人ネーブにまでまをされました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
「どつちだらう、クラインだとルンゲンが犯され易いのか知らん、ルンゲンが犯されると心臟ヘルツが小さくなるのか知らん」
実験室 (旧字旧仮名) / 有島武郎(著)