“御胸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みむね50.0%
おんむね31.3%
おむね18.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
赤心まごころめて一しょう懸命けんめい祈願きがんをすれば、それがただちに神様かみさま御胸みむねつうじ、同時どうじ神様かみさまからもこれにたいするお応答こたえくだり、ときとすればありありとそのお姿すがたまでもおがませていただけるのでございます……。
やがて夫人が、一度ひとたび、幻に未生みしょうのうない子を、病中のいためる御胸おんむねに、いだきしめたまう姿は、見る目にも痛ましい。
夫人利生記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
書かせ給ふは何ならん、何事かの御打合おんうちあはせを御朋友ごほうゆうもとへか、さらずば御母上おんはゝうへ御機嫌おきげんうかゞひの御状ごでうか、さらずば御胸おむねにうかぶ妄想ぼうさうのすてどころ、詩か歌か。
軒もる月 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)