弟橘姫おとたちばなひめ)” の例文
それは玉依姫たまよりひめ霊統れいとうけたおおくの女性じょせいなか弟橘姫おとたちばなひめられることでございます。
社のいい伝えでは、昔、日本武尊やまとたけるのみことがここで弟橘姫おとたちばなひめをお祭りになった時、お供え物についた楠のお箸を取って土の上に立て、末代天下泰平ならば、この箸二本とも茂り栄えよと仰せられました。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
幾年いくとせかにまたが賊徒ぞくと征伐せいばついくさ旅路たびじに、さながらかげかたちともなごとく、ただの一にちとしてきみのおそばはなれなかった弟橘姫おとたちばなひめなみだぐましい犠牲ぎせい生活せいかつは、じつにそのとき境界さかいとしてはじめられたのでした。