店請人たなうけにん)” の例文
いつはる段重々不埓ふらちの奴なり斯成かくなる上は有體に申立よとさとさるれども一言の答へもせざれば其日はみつ并に忠兵衞夫婦ふうふを下られ其後段々長庵を吟味の上願ひ人光并に店請人たなうけにん清右衞門を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「その店請人たなうけにんは誰ですね」
半七捕物帳:67 薄雲の碁盤 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
以ていはしめ給ふ事長庵が多年の積惡せきあく露顯ろけん時節じせつにや有ぬべし然ばお光は忠兵衞が歸りしより早々さう/\支度したくを爲し直樣すぐさま店請人たなうけにんの清右衞門方へ到り云々しか/″\譯柄わけがらなればすみやかに此趣きを訴へて夫の汚名をめい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
取捨とりすてに相成家財は私し母子おやこへ下し置れ候間其後私し儀は店請人たなうけにん清右衞門方へせがれ倶々とも/″\引取り同人の世話にて當時の所へ借宅仕しやくたくつかまつり幼少の悴道之助兩人にて八ヶ年來住居ぢうきよまかあり年來夫道十郎事非業ひごふの死を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)