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小賊
読み方 | 割合 |
せうぞく | 40.0% |
しょうぞく | 40.0% |
せいぞく | 20.0% |
指て
大膽無敵の
惡賊にして大岡殿
勤役中四五の
裁許なりと世に云
傳ふると雖も長庵が
白状の
際に至り證據人忠兵衞を
怨むこと
卑怯未練の
小賊なり
古語に人の知ること
勿を
さほど
大事なものならば、日に千人の
小賊を
戮して、
満圃の草花を彼らの
屍に
培養うがよかろう。
小賊肯かずして、
則ち
刀を
執つて
其の
指を
切つて
珠を
盜むや、
指より
紅の
血衝と
絲の
如く
迸りぬ。
頭領面を
背けて
曰く、
於戲痛哉。