“寛延”の読み方と例文
読み方割合
かんえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寛延かんえん年代には幕府は長崎入港の唐船を十五艘に制限し、さらに寛政三年よりは一か年十艘以上の入港を許さなかった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そのは元祖清信が歿年ぼつねん(享保十四年)の頃より寛延かんえん三年の頃まで続いていでしが故に、時として元祖清信の作と混同しておおい今日こんにちの研究者を苦しましむ。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
墓は大きい台石の上に高さ五尺ほどの楕円形の石を据えてあって、石の表には慈望遊謙じぼうゆうけん墓、右に寛延かんえん○年と彫ってあるが、磨滅しているので何年かよく読めない。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)