“寄付”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よりつ38.1%
きふ23.8%
よせつ14.3%
よりつき14.3%
よりつか4.8%
よッつ4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
落ちて来るのを見向きもしないでスタスタと実験室に引返(ひきかえ)すという変りようだからトテモ吾々(われわれ)凡俗には寄付(よりつ)けない。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
お嬢(じょう)さんは、病気(びょうき)がよくならないで、とうとう死(し)んでしまいました。そして、このオルガンは、この村(むら)の小学校(しょうがっこう)へ寄付(きふ)することになりました。
楽器の生命 (新字新仮名) / 小川未明(著)
もう縁側の端(はし)ッ辺(ぱた)へも寄付(よせつ)けてはなんねえと云いやしたが、お嬢様が連れて来たアだから逢うだけ逢って遣るから、サッサと出て往(ゆ)け
もとより狭い家だから、三尺のくつぬぎを隔てて家じゅうはすっかり見える。寄付(よりつき)が二畳、次が六畳で、それにならんで三畳と台所がある。
月の夜がたり (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
請(うけ)たる者も今は見放(みはな)し寄付(よりつか)ず身近き親類なければ何語らんも病の親と私しと二人なれば今迄(いままで)御定宿の方々も遂に脇(わき)へ皆取られ只一人も客はなし其上去々年(をととし)の山津浪(やまつなみ)荒(あれ)たる上に荒果(あれはて)て宿(やど)借(かる)人も猶猶なく親子の者の命の綱(つな)絶果(たえはて)る身の是非もなく宿の外(はづ)れに旅人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そりゃ可(よ)うございますが、彼奴等(あいつら)人を狂人(きちがい)にしやあがってさ、寄付(よッつ)きゃしませんでした、男ごかしだの、立(たて)ごかしだのは幾らもあるんだけれど、狂人ごかしは私あはじめてなんで
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)