“室内”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しつない43.3%
なか23.3%
へや11.7%
うち5.0%
へやぬち3.3%
むろぬち3.3%
へやのなか3.3%
こゝ1.7%
ざしき1.7%
へやうち1.7%
まのうち1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
餘念(よねん)もなく戯(たわむ)れて居(を)るので、私(わたくし)は一人(ひとり)室内(しつない)に閉籠(とぢこも)つて、今朝(けさ)大佐(たいさ)から依頼(いらい)された、或(ある)航海學(かうかいがく)の本(ほん)の飜譯(ほんやく)にかゝつて一日(いちにち)を暮(くら)してしまつた。
室内(なか)にいらっしゃるからあけてはいるように、……そう眼顔で知らせて若侍はまるで逃げるように、サッサと引っ返してしまう。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
丁度いま、僕が暗い室内(へや)に入るやいなや、なにか異変のあったことを直感したのも、全く同じ作用であった。
深夜の市長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「善さんもお客だッて。誰(だれ)がお客でないと言ッたんだよ。当然(あたりまえ)なことをお言いでない」と、吉里は障子を開けて室内(うち)に入ッて、後をぴッしゃり手荒く閉めた。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
そは我面色の土の如く變じたればなるべし。われは室内(へやぬち)の物の旋風の如く動搖するを覺えて、そのまゝはたと地に僵(たふ)れぬ。
ここにその樂の日になりて、童女(をとめ)の髮のごとその結はせる髮を梳(けづ)り垂れ、その姨(みをば)の御衣(みそ)御裳(みも)を服(け)して、既に童女の姿になりて、女人(をみな)の中に交り立ちて、その室内(むろぬち)に入ります。
薄(すすき)の穂が飛んで、室内(へやのなか)の老爺さんの肩に赤トンボがとまろうと、桜が散り込んで小禽(ことり)が障子につきあたって飛廻っても、老爺さんには東京なのか山の中なのか、室内なのか外(おもて)なのか
もっと燭火(あかし)を持(も)て、家來共(けらいども)! 食卓(テーブル)を疊(たゝ)んでしまうて、爐(ろ)の火(ひ)を消(け)せ、餘(あま)り室内(ざしき)が熱(あつ)うなったわ。……あゝ、こりゃ思(おも)ひがけん好(よ)い慰樂(なぐさみ)であったわい。
ふとめざむれば室内(へやうち)の
宿酔 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
と言った自分の声に、ふと目が覚めると……室内(まのうち)は真暗(まっくら)で黒白(あやめ)が分らぬ。寝てから大分の時が経(た)ったらしくもあるし、つい今しがた現々(うとうと)したかとも思われる。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)