よく)” の例文
立てゝ三歳なる文藏を守立もりたてて奉公人の取締とりしまり行屆ゆきとゞきしかば漸次々々しだい/\勝手かつてよくなりし故所々へ貸金とうもいたし番頭に忠兵衞と言者いふもの
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
致しつかはしけるに門人は大によろこび大先生よりはかへつて教へ方もよく業前わざまへも一段上ならんなどと評し彌々いよ/\はげみけれども半四郎は喪中もちうの事故餘り多勢の入來るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
との一心と云其上拍子ひやうしの間もよくことに古今の音なれば太夫も始めは戲談じようだんの樣に教へしが今は乘氣のりきが來て此奴こやつは物に成さうだと心を入て教へける故天晴舊來ふるき弟子でし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)