“機宜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きぎ83.3%
きゞ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平次のやり方は機宜きぎを掴みました。もう半刻放つて置いたら、親切ごかしの彌次馬に荒されて、何が何だかわからなくなつて了つたでせう。
こういうことについては、なにもかも一応知って苦労をしておき、そして、機宜きぎの処置がとれなくてはいけません。
日本料理の基礎観念 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
一、 最初さいしよ一瞬間いつしゆんかんおい非常ひじよう地震ぢしんなるかいなかを判斷はんだんし、機宜きゞてきする目論見もくろみてること、たゞしこれには多少たしよう地震知識ぢしんちしきようす。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
もしみぎのような性質せいしつ心得こゝろえてゐると、こゝろ落着おちつき出來できるため、危急ききゆう場合ばあひ機宜きゞてきする處置しよち出來できるようにもなるものである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)