“機屋”の読み方と例文
読み方割合
はたや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「飛んでもない、邪魔なんて、ひがんでくれては困るが、その荷元の機屋はたやというのが、江戸の者とちがって、おそろしい堅人なのさ」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
むらからあのとうげをこして母親ははおやまちて、機屋はたやでこの反物たんものい、いえにかえってからせっせとぬって、おくってくださったのです。
田舎のお母さん (新字新仮名) / 小川未明(著)
家へ帰って見ると妹は機屋はたやの天井にしごきをかけて縊死いししていた。神中はその死体を座敷へ運んでとこをとって寝かし、己もそのへやで縊死した。
雀が森の怪異 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)