“反物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たんもの98.2%
タンモノ1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
反物たんもの片端かたはしを口にくわへて畳み居るものもあれば花瓶かへい菖蒲しょうぶをいけ小鳥に水を浴びするあり。彫刻したる銀煙管ぎんぎせるにて煙草たばこ呑むものあり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
二人ふたり呉服屋ごふくや反物たんものつてた。米屋こめやからこめつてつた。けれども其他そのたには一般いつぱん社會しやくわいところきはめてすくない人間にんげんであつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
カンジンノ反物タンモノヲ木ノ枝ノ穴ノ中ヘオイテキマシタカラ。カヘルサンハアワテテ木ニノボラウトシマシタノデ、ツルツルツルツルトスベツテドウシテモノボルコトガデキマセン。
コホロギサンハ、カウシテ反物タンモノヲトツテキテ、早速立派ニヌツテアゲマシタ。カヘルサンハドンナニウレシカツタデセウ。ソレヲキテ記念ノタメニコホロギサントイツシヨニ写真ヲウツシマシタ。