“喜楽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きらく66.7%
よろこび33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
好奇の粋客すいきゃくもしわが『矢筈草』の後篇を知らんことを望み玉はば喜楽きらくなり香雪軒こうせつけん可なり緑屋みどりやまたあしからざるべし随処の旗亭きていに八重をへいして親しく問ひ玉へかし。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
そして、五六ちょう往ってちょっとした横町よこちょうを右へ折れ曲って往くと、家の数で十軒も往った処の右側の門燈もんとうに「喜楽きらく」と書いた、牛肉屋とかしわ屋を兼ねた小料理屋があった。
雨夜続志 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
彼も亦「其前に置かれたる喜楽よろこびに因りてその恥を厭わない」のである、神は彼等のために善き京城みやこを備え給うたのである
信仰の先導者なるイエスは其の前に置かれたる喜楽よろこびに因りてその恥をも厭わず十字架の苦難くるしみを忍び給うた(同十二章二節)、信者は希望のぞみなくして苦しむのではない