喜楽きらく)” の例文
好奇の粋客すいきゃくもしわが『矢筈草』の後篇を知らんことを望み玉はば喜楽きらくなり香雪軒こうせつけん可なり緑屋みどりやまたあしからざるべし随処の旗亭きていに八重をへいして親しく問ひ玉へかし。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
そして、五六ちょう往ってちょっとした横町よこちょうを右へ折れ曲って往くと、家の数で十軒も往った処の右側の門燈もんとうに「喜楽きらく」と書いた、牛肉屋とかしわ屋を兼ねた小料理屋があった。
雨夜続志 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)