“内弟子”の読み方と例文
読み方割合
うちでし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その他半蔵が内弟子うちでし勝重かつしげから手習い子供まで、それに荒町あらまちからのものなぞを入れると、十六、七人ばかりの人たちが彼を出迎えた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
洋子は東京の名ある女流音楽家の内弟子うちでしで、玉村一家とは妙子を通じて懇意こんいの間柄、二郎とは父玉村氏も黙認している程の恋仲であった。
魔術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
女流歌人まつ三艸子みさこは長命であったが、その前身は井上文雄の内弟子うちでしめかけで、その後、深川松井町の芸妓小川小三おがわこさんである。
明治大正美人追憶 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)