其翌日そのよくじつ)” の例文
さて其翌日そのよくじつさく御獻立ごこんだて出來上できあがさふらふはやめさせたまふべきか」と御膳部方ごぜんぶかたよりうかゞへば、しばしとありて、何某なにがし御前ごぜんさせられ
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
毎日まいにちる、ひと毎日まいにちはたらけ。さうすれば毎晩まいばんやすらかにねむられる、さうすれば、其翌日そのよくじつまたあたらしいをがむことが出來できる。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
此様こんなものをまけられたものこそ因果いんぐわで、これのみまして御前ごぜんさがると、サアうも大変たいへん当人たうにんひどい苦しみやう、其翌日そのよくじつヘロ/\になつて出てました。登
華族のお医者 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
見て清三郎にたのみし事手筈てはずちがひたりと思ひ又々玄柳方げんりうかたへ行きて相談さうだんすべしと其翌日そのよくじつ三人玄柳方へぞいたりけるかくて又清三郎は四日市にて長助に十分したゝかうたかほきず
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さうしてかれは一日中にちゞゆうまた一晩中ひとばんぢゆう穴藏あなぐらなか立盡たちつくし、其翌日そのよくじつ猶且やはりぬ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
然程さるほどに吉之助は其翌日そのよくじつかの加納屋利兵衞方へ引移ひきうつり元服して名を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)