“以還”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
このかた66.7%
いかん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明治の聖代になってから以還このかた、分明に前人のあとを踏まない文章が出でたということは、後世に至っても争うものはあるまい。
鴎外漁史とは誰ぞ (新字新仮名) / 森鴎外(著)
米使渡来以還このかた政務の多端なることはいにしへより無き所である。其上乙卯の地震があり、丙辰の洪水があつた。此の如く内憂外患並びいたつた日に、公は局に当つて思を労した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
乙女さんは明治四十一年以降鏑木清方かぶらききよかたいてを学び、また大正三年以還いかん跡見あとみ女学校の生徒になっている。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)