“以後”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いご53.6%
これから14.3%
のち10.7%
こののち7.1%
こっち3.6%
さき3.6%
アト3.6%
コノカタ3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これにてつみ成立せいりつし、だいくわい以後いごはそのつみによりていかなる「ばつ精神的せいしんてきばつ心中しんちうおに穿うがでゝます/\せいます/\めうなり。多言たげんするをこのまず。
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
それでは以後これからさかんにおあすびなさい。どうせ毎日用は無いのだから、田舎でも、東京でも西京さいきようでも、好きな所へ行つて遊ぶのです。船は御嫌おきらひですか、ははあ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
が、唯一度、それから二月か三月以後のちの事だが、或日巡査が来て野村の事を詳しく調べて行つたと、下宿の主婦が話して居た事があつた。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
その時清を押えくれたる礼をもべつその時の景状ようすをも聞きつ、また一ツにはさんざん清をののしり叱って以後こののちわが家に出入り無用と云いつけくれんと立ち出でかけ
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
承知して居ながら、其が我輩には出来ないから情ない。是から以後さき我輩に働けと言ふのは、死ねといふも同じだ。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
「肌肉は以後アトからでも着くことであらう」
出版法 (新字旧仮名) / 李箱(著)
二百五十年以後コノカタ、——知識の充滿してゐる山に、さりとては、智惠の光りの屆かぬ隅もあるものだ。
死者の書 続編(草稿) (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)