“中断”の読み方と例文
旧字:中斷
読み方割合
ちゅうだん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうなると、つねの怯者きょうしゃ勇士ゆうしになるものだ。伊部熊蔵いのべくまぞうはカッといかって、中断ちゅうだんされたなわのはしから千ぼんびさしくさりにすがって、ダッ——と源氏げんじへ飛びこんだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
陛下の崩御ほうぎょは明治史の巻をじた。明治が大正となって、余は吾生涯が中断ちゅうだんされたかの様に感じた。明治天皇が余の半生はんせいを持って往っておしまいになったかの様に感じた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)