中心ちゅうしん)” の例文
諭吉ゆきち中心ちゅうしんとなって、くすりにかけあう手紙てがみをかき、使者ししゃにいくのはだれ、おどかすのはだれ、と、それぞれのやくをきめて、かけあいにいきました。
野犬やけんの一ぐんは、ジャックを中心ちゅうしんにして、自分じぶんたちの生活せいかついとなむことにしました。かれらは、どこへいくにも一塊ひとかたまりとなって、いつでもてきたる用意よういをしていました。
花の咲く前 (新字新仮名) / 小川未明(著)
今頃いまごろ現代思潮げんだいしちょう中心ちゅうしんとなっていたであろうとおもわれます。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
しん中心ちゅうしん御方おかたであることさえもぞんじませんでした。
老工夫ろうこうふは、まだぼんやりとして、電燈でんとう中心ちゅうしんに、周囲しゅうい光景こうけいをながめていました。すべてが、じっとして、うごかない。ただ、うごいているものは、みずながればかりでした。