“上段”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じやうだん66.7%
うわだん22.2%
じょうだん11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上段じやうだんづきの大廣間おほひろま正面しやうめん一段いちだんたかところに、たゝみ二疊にでふもあらうとおもふ、あたかほのほいけごと眞鍮しんちう大火鉢おほひばち炭火たんくわ烈々れつ/\としたのをまへひかへて、たゞ一個いつこ大丈夫だいぢやうぶ
麦搗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
どこにいるのかと思うと、袋戸棚の上段うわだんに潜ッている。そこから、天井板をめくッて、屋根裏へはい出そうという作業中であったと見えます。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
燕作えんさくは見くびりぬいて上段じょうだんにかまえ、すきをねらって竹童の手もとへ、パッと斬りつける。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)