“眞鍮”のいろいろな読み方と例文
新字:真鍮
読み方割合
しんちう50.0%
しんちゆう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黄表紙きべうしを讀んでゐた平次は、起き上がると煙草盆を引寄せて、こればかりはよく磨いた眞鍮しんちうの煙管と共に八五郎の方に押しやるのです。
卯平うへい薄暗うすぐらうちなかたゞ煙草たばこかしてはおほきな眞鍮しんちう煙管きせる火鉢ひばちたゝいてた。卯平うへい勘次かんじとはあひだろくくちきかなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「安心しなよ。辻斬がそんなに怖かつたら、首へたがをはめて行くんだ。箍も鐵か眞鍮しんちゆうが宜いな。唐犬そつくりだぜ」
其入口そのいりくちにはぴか/\した眞鍮しんちゆう表札へうさつに『山野兎やまのうさぎ』と其名そのなりつけてありました、あいちやんはこゑもかけずに二かいあがりました、眞實ほんと梅子うめこさんにつて
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)