“ゐへん”の漢字の書き方と例文
語句割合
異變100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくし武村兵曹たけむらへいそうとは今迄いまゝで喜悦よろこび何處どこへやら、驚愕おどろき憂慮うれひとのために、まつた顏色がんしよくうしなつた。今一息いまひといきといふ間際まぎわになつて、この異變ゐへん何事なにごとであらう。
わたくしいまときならぬ輕氣球けいきゝゆうこの印度洋上インドやうじやうみとめ、ことその乘組人のりくみにん一人ひとり櫻木大佐さくらぎたいさ片腕かたうではれた武村兵曹たけむらへいそうであつたのでかんがへると、いま孤島こたう櫻木君さくらぎくん身邊しんぺんには、なに非常ひじやう異變ゐへんおこつて
勿論もちろんこと成敗せいばい豫期よきがたいが、萬一まんいち氣球ききゆう空中くうちう破裂はれつするとか、其他そのた異變ゐへんために、使命しめいはたこと出來できなければ夫迄それまでこと此方こなた電光艇でんくわうていは、約束やくそく本島ほんたうはつし、橄欖島かんらんたうおもむいて、數日すうじつつても