“りょうりや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
料理屋33.3%
料理店33.3%
割烹22.2%
料亭11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれ容貌ようぼうはぎすぎすして、どこか百姓染ひゃくしょうじみて、頤鬚あごひげから、べッそりしたかみ、ぎごちない不態ぶざま恰好かっこうは、まるで大食たいしょくの、呑抜のみぬけの、頑固がんこ街道端かいどうばた料理屋りょうりやなんどの主人しゅじんのようで
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
まさかとは頼みにもしていたのですが、ところがすぐ近所の料理店りょうりやへ、いつも来る豆腐売りがぼんやりと荷物ももたずに来て、実は昨夜ゆうべ、御近所のなにさんに浜町河岸はまちょうがし
人魂火 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
閣老の阿部伊勢守に取り入って今の財産をこしらえたのだと云われる小倉庵おぐらあん長次は、割烹りょうりやの亭主だった。向島きッての宏壮こうそう普請ふしんが出来たのも近年で、自分は、隣りに、小ぢんまりと、住んでいた。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そうよ、大森の料亭りょうりやかなんかで、男といっしょにいるところを、今来てる男に見つかって、書きつけをられたって」
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
因縁をつけられて料亭りょうりやへでもれて往かれているとなると、黙ってはいられなかった。
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)