“めひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:メヒ
語句割合
93.2%
女姪1.7%
咩斐1.7%
婦負1.7%
目牽1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
喚出よびいだし三四度御自分樣じぶんさま引合ひきあひたる家も有り殊に御自分の云はるゝには小夜衣は我がめひなれば行末ゆくすゑ共にねんごろに私にたのむと小夜衣が文を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
身の女姪めひの姫が神隠しにあうた話か。お身は、あの謎見たいないきさつを、さうるかね。ふん。いやおもしろい。女姪の姫も定めて喜ぶぢやらう。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
氏上もな、身がしふ心で、兄公殿を太宰府へ追ひまくつて、後に据らうとするのだと言ふ奴があるといの——。やつぱり「奴はやつこどち」だなあ。さう思ふよ。時に女姪めひの姫だが——。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
この清日子、當摩たぎま咩斐めひに娶ひて生める子、酢鹿すが諸男もろを、次に妹菅竈由良度美すがかまゆらどみ、かれ上にいへる多遲摩比多訶、その姪由良度美に娶ひて生める子、葛城かづらき高額たかぬか比賣の命。
婦負めひすすきおしゆき宿やど今日けふかなしくおもほイはゆ 〔巻十七・四〇一六〕 高市黒人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
通学の道筋に当る町の若い女は眉山の往帰いきかえりをたのしみにして、目牽めひき袖引き目送みおくって人知れずこがれていたものも少なくなかったという評判だった。