“をひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
96.3%
2.5%
從子1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だまれ! をひくせ伯父樣をぢさまめかけねらふ。愈々いよ/\もつ不埒ふらちやつだ。なめくぢをせんじてまして、追放おつぱなさうとおもうたが、いてはゆるさぬわ。
麦搗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
此世にだ伯母一人をひ一人と云ふのぢや無いか、——亭主には婚礼もせずにかれる、お前の阿父おとつさんの様な非業ひごふな最後をする、天にも地にも頼るのはお前ばかりのだ——まあ、之を御覧よ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
お身の大膽なる射撃に遭ひしは、評議官の從子をひなりき。これを聞きてわれは僅に、命にはさはらずやと問ふことを得き。グレゴリオの云はく。先づ死なで濟むべし。醫者はしか云ひきとぞ。