“葛城”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かつらぎ78.6%
カツラギ11.9%
かずらき4.8%
かづらき2.4%
かずらぎ2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山家やまがあたりにむものが、邸中やしきぢう座敷ざしきまでおほききのこいくつともなくたゝるのにこうじて、大峰おほみね葛城かつらぎわたつた知音ちいん山伏やまぶしたのんでると
くさびら (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
つぎねふや 山城川を 宮のぼり 我が溯れば、あをによし 奈良を過ぎ、をだて 倭邑ヤマトを過ぎ、我が見がし国は、葛城カツラギ 高宮 我家ワギヘのあたり(いはの媛——記)
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
また葛城かずらきのタルミの宿禰の女のワシ姫と結婚してお生みになつた御子はタケトヨハツラワケの王お一方です。合わせて五人おいでになりました。
息長おきながの宿禰の王、この王、葛城かづらき高額たかぬか比賣に娶ひて、生みませる子、息長帶おきながたらし比賣の命、次に虚空津そらつ比賣の命、次に息長日子おきながひこの王三柱。
大阪府では泉南西葛城かずらぎ村が近江甲賀と同じく、正月八日の山の神祭をオコナイといっているが、その日山から伐って来る木を、やはり寺風に牛王杖ごおうづえと呼んでいる。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)