“ぶつぼさつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仏菩薩83.3%
佛菩薩16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仏菩薩ぶつぼさつはインド風あるいはギリシア・ローマ風の装いをしているのに、何ゆえ護王神の類はシナの装いをするか。それに対してわたくしはこう答えたい。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
瞑目沈思めいもくちんしするかのごとき様子をするからいかにも考え深そうに見えるというのであって果して一般に当てまるかどうか分らないがそれは一つには仏菩薩ぶつぼさつの眼
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
畢竟ひっきょうするに武州公は、因果のことわり輪廻りんねの姿を一身に具現して衆生の惑いを覚まさんがために、暫く此の世に仮形けぎょうし給うた佛菩薩ぶつぼさつではないであろうか。
かけ用人無事に紀州表の取調とりしら行屆ゆきとゞき候樣丹誠たんせいこらし晝は一間に閉籠とぢこもりて佛菩薩ぶつぼさつ祈念きねんし別しては紀州の豐川とよかは稻荷いなり大明神だいみやうじん遙拜えうはいし晝夜の信心しんじんすこしも餘念よねんなかりしにかゝる處へ伊豆守殿より使者ししや
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
四ツにわけ一に現夢げんむ二に虚夢きよむ三に靈夢れいむ四に心夢しんむとす現夢げんむとはうつゝまぼろしのごとく見ゆるをいふ虚夢きよむとは心魂しんこんつかれよりして種々しゆ/″\樣々さま/″\の事を見るをいふ靈夢れいむとは神靈しんれい佛菩薩ぶつぼさつ御告おんつげをかうむるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)