“はゞひろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
幅広66.7%
巾廣33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ともさぎほのほえて、ふねいたは、ばらりとひらいた。ひとひとつ、幅広はゞひろけむりてゝ、地獄ぢごくそらえてく、くろのやう、——をんなざうかげせた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
幅広はゞひろに生えてゐる、白くなつた八字髭は根の処がもうきたない黄色になつてゐる。
老人 (新字旧仮名) / ライネル・マリア・リルケ(著)
茶屋ちやゝ棧橋ざんばしとんと沙汰さたして、まわどほ此處こゝからあげまする、あつらもの仕事しごとやさんとこのあたりにはふぞかし、一たい風俗ふうぞくよそとかはりて女子おなご後帶うしろおびきちんとせしひとすくなく、がらをこのみて巾廣はゞひろ卷帶まきおび
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)