“つかれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
疲労59.3%
21.2%
疲勞9.3%
3.4%
3.4%
困憊2.5%
衰弱0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
疲労つかれと心配とで、私も寝台の後の方に倒れたかと思うと、すぐに復た眼が覚めた。一晩中、お房は「母さん、母さん」と呼びつづけた。
芽生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
清君は、一晩ぐっすり寝たので、もうすっかりつかれがなくなっている。ただ服がないので、艦長のだぶだぶの大きな軍服を着ているのが、滑稽こっけいだ。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
洋服を脱ぐのが面倒臭いから、私は入らない積りだつたが、皆なに勸められて旅の疲勞つかれを忘れに行つた。こゝの宿から河津川かはづがはが見えた。
伊豆の旅 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
たゝきけれども今日は奉行所へ一同罷出まかりいでつかれにもよくこみ居て何分起出おきいでぬゆゑ裏口に廻り見るに如何さま久兵衞が逃出したる所らしく戸など明放あけはなしありしかばうちへ入て家内の者を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
床間とこのまには百合の花も在らず煌々こうこうたる燈火ともしびの下に座を設け、ぜんを据ゑてかたはら手焙てあぶりを置き、茶器食籠じきろうなど取揃とりそろへて、この一目さすがに旅のつかれを忘るべし。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
飢餓うゑ恐怖おそれ困憊つかれ悔恨くいと……真暗な洞穴ほらあなの中を真黒な衣を着てゾロゾロと行く乞食の群! 野村は目をつぶつた。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
神経しんけい衰弱つかれにぞ絶間たえまなく電車過ぎゆき
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)