“しってんばっとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
七転八倒66.7%
七顛八倒33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
駕籠の中のひょろ松は大時化しけにあった伝馬船のよう。駕籠が揺れるたびに、つんのめったりひっくりかえったり、芋の子でも洗うような七転八倒しってんばっとう
顎十郎捕物帳:23 猫眼の男 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
紅裏こううらさっひるがえり、地にえりのうつむきす時、しまはよれ/\にせなを絞つて、上に下に七転八倒しってんばっとう
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
それに一度煮てあるからと思って沢山食べたが帰って来るとその夜半よなかから腹が痛み出してくやら下すやら七顛八倒しってんばっとう大苦おおくるしみ、一時は殆どこれ切りになるかと思った。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)