七転八倒しってんばっとう)” の例文
旧字:七轉八倒
駕籠の中のひょろ松は大時化しけにあった伝馬船のよう。駕籠が揺れるたびに、つんのめったりひっくりかえったり、芋の子でも洗うような七転八倒しってんばっとう
顎十郎捕物帳:23 猫眼の男 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
紅裏こううらさっひるがえり、地にえりのうつむきす時、しまはよれ/\にせなを絞つて、上に下に七転八倒しってんばっとう
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)