“さた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
沙汰95.4%
蹉跎1.7%
佐多0.4%
佐太0.4%
佐田0.4%
狭田0.4%
狹田0.4%
風聞0.4%
風評0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
抱(いだ)いていたかも知れず一概(いちがい)に利太郎であるとは断定し難いまた必ずしも痴情(ちじょう)の沙汰(さた)ではなかったかも知れない金銭上の問題にしても
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
川島は満洲朝の滅亡と共に雄図蹉跎(さた)し、近くは直隷軍の惨敗の結果が宣統帝の尊号褫奪(ちだつ)宮城明渡しとなって、時事日に非なりの感に堪えないで腕を扼(やく)しているだろうが
二葉亭追録 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
矢倉温泉の近くに住んでいる、佐多(さた)という農家に、十二歳になる幸太郎(こうたろう)という男の子がありました。その幸ちゃんが、きのうから、ゆくえ不明になっていました。
天空の魔人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
福島からは略ぼ直流して来た川も、佐太(さた)と粟代(あはしろ)とで、二回の屈曲をする、その間の高瀬では、川浪が白馬の鬣(たてがみ)を振ひながら、船の中へ闖入して来た。
天竜川 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
やがて桟橋を離れて大海原に浮(うか)むと又(また)涼風が膚(はだえ)にしみて寒い位(くらい)である。私は臥床(ねどこ)にはいる。朝七時半起床。もう佐田(さた)の岬がそこに見え、九州の佐賀関の久原(くはら)の製煉所の煙突を見る所まで来ている。
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
翔(かけ)りけり狭田(さた)の青田のひと色にきようきようとしていち早き百舌
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
翔(かけ)りけり狹田(さた)の青田のひと色にきようきようとしていち早き百舌
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
投(なげ)空敷(むなしく)なりたりけり案(あん)ずるに鬼女の如き面體(めんてい)になりしを恥(はぢ)て死にけるか但(たゞし)亂心にや一人は末(すゑ)に名を上一人は末(すゑ)に名を穢(けが)せりと世に風聞(さた)せしとなん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
シチーリアとアラーゴナの名譽(ほまれ)の母なるわが美しき女(むすめ)のもとにゆき、世の風評(さた)違はば實(まこと)を告げよ 一一五—一一七
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)