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鬣
ふりがな文庫
“鬣”の読み方と例文
読み方
割合
たてがみ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たてがみ
(逆引き)
補祭は用心しながら、濁流の
鬣
(
たてがみ
)
がもう届きそうになっている危なっかしい橋を渡り、小さな梯子を攀じ上って乾小屋の中へはいった。
決闘
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
荷馬橇の馬は、
狹霧
(
さぎり
)
の樣な
呼氣
(
いき
)
を
被
(
かぶ
)
つて氷の玉を聨ねた
鬣
(
たてがみ
)
を、寒い光に波打たせながら、風に鳴る鞭を喰つて勢ひよく駈けて居た。
菊池君
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
下げていた頭をもち上げ、若い馬が何かをうるさがって
鬣
(
たてがみ
)
をふるうように宏子が柔かい断髪をふるった途端、電話のベルが鳴り立った。
雑沓
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
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“鬣(たてがみ)”の解説
たてがみ(漢字表記:鬣、騣、巤、騌、鬃、鬉、鬐、鬛。英語名:Mane、Crest)とは、動物(特に哺乳類)の頸部もしくは頭部に密集して生える長い毛のことである。代表的なものとして、ウマやライオン、ハイエナなどのものがある。時にヒトの頭髪や髭もたてがみの一種と解釈される。体温調節(保温および放熱)や、頭部・頸部の物理的保護のためにある部位と考えられている。
(出典:Wikipedia)
鬣
漢検1級
部首:⾽
25画
“鬣”を含む語句
鬣狗
鬣毛
蒼鬣魚
鬣髪
馬鬣封
鬣逆
“鬣”のふりがなが多い著者
南方熊楠
ニコライ・ゴーゴリ
島崎藤村
小島烏水
夏目漱石
中里介山
泉鏡太郎
フィオナ・マクラウド
橘外男
アントン・チェーホフ