“ごふいん”の漢字の書き方と例文
語句割合
業因100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見て扨々さて/\まことに以て御芳志はうしの段有難き仕合なり然れども此度の災難さいなんかく成行なりゆく宿世しゆくせ業因ごふいんなれば誰をうらみ彼を恨みんとは存じ申さず煙草たばこ入を落せしことが我があやまりなりかゝる大金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
いき絶々たえ/″\と成て頼みなき世の有樣に熟々つく/″\思ひめぐらす樣如何なればかゝ無實むじつの罪にかゝりし事ぞ是も前世の業因ごふいんならんと斷念あきらめながらもあまりと云へばなさけなし是まつた伯父をぢ九郎兵衞が賄賂まいない
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
上げおそれながら申上ます其儀は私し一向におぼえ御座りません然るに高田の役所に於て數度すど拷問がうもん骨々ほね/″\くだけ苦痛に堪兼たへかね是非なく無實むじつの罪に陷入おちいりし所又々再應さいおうの御吟味まことに有難仕合せに存じ奉ります訴訟人そしようにん憑司ひようじ現在げんざい私しの伯父ゆゑ如何成前世の業因ごふいんかと存じ斷念あきらめ無實むじつつみふくせしと申立ければ越前守殿是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)