“ごぜ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ゴゼ
語句割合
瞽女53.8%
御前15.4%
御座10.3%
御所5.1%
瞽婦5.1%
瞽者5.1%
盲女2.6%
瞽2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「俺(お)ら其(そ)の手拭(てぬげ)被(かぶ)つてこつち向(む)いてる姐樣(あねさま)こと寄(よ)せて見(み)てえもんだな」立(た)ち塞(ふさ)がつた陰(かげ)から瞽女(ごぜ)の一人(ひとり)へ揶揄(からか)つていつたものがある。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
表むきは何処(どこ)までも田舎書生の厄介者が舞ひこみて御世話に相成るといふこしらへでなくては第一に伯母御前(ごぜ)が御機嫌むづかし
ゆく雲 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
あんな悪党野郎で御座(ごぜ)えやすが、旦那さまの御丹誠で此の頃は正直に成りやして、親孝行や忠義てえ事を覚えやしたのも、みんな旦那さまの御恩だと、蔭ながら拝んで居りやすが
手前覚(おぼえ)があらう、それおれがまだすつぺかしたての時分よ、親父の云付(いいつけ)で、御所(ごぜ)の町へ鮨を商ひにいつたらう、その時は手前も振袖かなんか着込んで、赤い巾(きれ)を頭へかけ、今たあちがつて
船虫(ふなむし)が瞽婦(ごぜ)に身をやつして、小文吾(こぶんご)を殺そうとする。それがいったんつかまって拷問(ごうもん)されたあげくに、荘介(そうすけ)に助けられる。あの段どりが実になんとも申されません。
戯作三昧 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
虚無僧(こむそう)、放下(ほうか)、修験者、瞽者(ごぜ)、その風俗は色々であった。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
最早(もう)それはいひツこなしとゝめるも云(い)ふも一ト筋道(すぢみち)横町(よこちやう)の方(かた)に植木(うゑき)は多(おほ)しこちへと招(まね)けば走(はし)りよるぬり下駄(げた)の音(おと)カラコロリ琴(こと)ひく盲女(ごぜ)は今(いま)の世(よ)の朝顔(あさがほ)か露(つゆ)のひぬまのあはれ/\粟(あは)の水飴(みづあめ)めしませとゆるく甘(あま)くいふ隣(となり)にあつ焼(やき)の塩(しほ)せんべいかたきを
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
二十日は目出しの祝といって、その前後に若者娘たちの寄合があった。瞽(ごぜ)の巫女は十七日に家々を廻って、神を拝し、また世の中の吉凶を占うた。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)