“ごじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
五時30.0%
午時20.0%
語次20.0%
誤字20.0%
護持10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まくらいたのは黄昏たそがれころこれ逢魔あふまとき雀色時すゞめいろどきなどといふ一日いちにちうち人間にんげん影法師かげぼふし一番いちばんぼんやりとするときで、五時ごじから六時ろくじあひだおこつたこと、わたしが十七のあきのはじめ。
怪談女の輪 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
あたかも午時ごじに近くして、戦わんとしてまず午餐ごさんの令はでたり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
栄誉えいよ利害りがいを異にすれば、またしたがって同情相憐あいあわれむのねんたがい厚薄こうはくなきを得ず。たとえば、上等の士族が偶然会話の語次ごじにも、以下の者共には言われぬことなれどもこのこと云々しかじか、ということあり。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
百樹もゝき曰、牧之老人が此草稿したがき無縫塔むほうたふほう字義じぎつうじがたく誤字ごじにやとて郵示ひきやくたよりしてひければ、無縫塔むほうたふ書伝かきつたへたるよしいひこしぬ。雲根志うんこんしには無帽塔むはうたふとあり、無帽むはうも又つうじがたし。
千金敝帚護持堅 千金せんきん敝帚へいそう護持ごじすることかた
一夕 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)