“こま/″\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
細々92.9%
委曲3.6%
細細3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
店の方に出て來ると、八五郎を物蔭に呼び出して、何やら細々こま/″\と言ひふくめ、そのまゝ明神下の家へ引揚げてしまつたのです。
委細ゐさいに聞て其場へ立出樣々さま/″\いさかせし末畢竟ひつきやう花街くるわの小夜衣とか云娼妓おいらんも長庵とは伯父をぢめひとかの中成なれば一ツあなむじなならん然すれば勿々油斷ゆだんなら旁々かた/″\以て小夜衣が事は判然さつぱり思ひきり再度ふたゝびくるわゆかれぬ樣此久八が願ひなりとなほ眞實しんじつ委曲こま/″\との意見いけん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
その男と内田庵氏の様な風采ふうさいちゆう老人とがしきりに稿料の話をして、ちゆう老人は誰が何を書いて幾百フラン儲けたと云ふ様な事を細細こま/″\と話して居たが
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)