“くわんせつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
關節100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
危機きき一髮のところへ、平次得意の投げ錢が飛びました。二の腕の關節くわんせつ永樂錢えいらくせんに打たれて、思はず匕首あひくちを取落したところへ、飛込んだ平次。
はや三じやくあまりのながさになつたので、其所そこふでいたが、公案こうあんくるしめられてゐることや、坐禪ざぜんをしてひざ關節くわんせついたくしてゐることや、かんがへるためにます/\神經衰弱しんけいすゐじやくはげしくなりさうなこと
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
勘次かんじつゞいてなげうつた。曲者くせものすでちたけれどかれ不意ふい襲撃しふげきあわてゝふしくれつたかきつまづいてたふれた。かれつきあしひきずらねばあるけぬほど足首あしくび關節くわんせつ疼痛とうつうかんじたのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)