“がふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ガフ
語句割合
61.5%
楽府15.4%
画譜7.7%
7.7%
7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この標語は、多くの独立した州が、寄つてたかつて一政府を組織そしよくしてゐる合衆国の立場を語る「衆がふして一となる」といふ意味の言葉である。
この稀有けうの女流文豪が儕輩せいはいの批難を怖れて、平生は「一」という文字すらどうして書くか知らないような風を装い、中宮ちゅうぐうのために楽府がふを講じるにも人目を避けてそっと秘密に講じています。
「女らしさ」とは何か (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
君はまた余に惺々しょうじょう暁斎ぎょうさい画譜がふ二巻を呉れた。惺々暁斎は平素ねこの様につゝましい風をしながら、一旦酒をあおると欝憤うっぷんばらしに狂態きょうたい百出当る可からざるものがあった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
記念の暁斎ぎょうさい画譜がふ大切だいじしまって居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
あがれば、ひとつ、がふの世に惑星うまれ
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
及ばぬ恋の無駄ながふもやすよりは、妄想をデツチ上げた恋愛小説でも作つて、破鍋われなべにトヂ蓋の下宿屋の炊婦おさんでもねらつたらからう。はツはツ、顔を赤くするナ。怒る。怒る勿。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)