“かむ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カム
語句割合
冠59.1%
被30.1%
神4.3%
蒙4.3%
上1.1%
噛1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武蔵自筆のものにも、二天藤原玄信(にてんふじわらもとのぶ)とあるとおり、彼自身も藤原氏を冠(かむ)せていたが、この墓石の紋は、菅家紋(かんけもん)といわれる梅鉢であった。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
実は少し面喰(めんくら)ったのです。どういうわけだかあなたはきっとヴェエルを被(かむ)っていらっしゃるはずのように思っていたもんですから。
天地の 分れし時ゆ 神(かむ)さびて 高く貴き 駿河なる 布士(ふじ)の高嶺を
二、三の山名について (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
「タマル、灰を其(そ)の首(こうべ)に蒙(かむ)り、着たる振袖(ふりそで)を裂き、手を首(こうべ)にのせて、呼(よば)わりつつ去(さり)ゆけり」可愛そうな妹タマル。
恥 (新字新仮名) / 太宰治(著)
この歌の次の、「対馬(つしま)の嶺(ね)は下雲(したぐも)あらなふ上(かむ)の嶺(ね)にたなびく雲を見つつ偲ばも」(巻十四・三五一六)は、男の歌らしいから、防人(さきもり)の歌ででもあって、前のは防人の妻ででもあろうか。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
熟々(つく/″\)見るに其結構(けつこう)なる拵(こしら)へは紛(まが)ふ方なき高貴の御品次に御墨付(すみつき)おし披(ひら)き拜見(はいけん)するに如樣(いかさま)徳太郎君の御直筆(おぢきひつ)とは見えける諺(ことわざ)に云へる事あり蛇(じや)は一寸にして人を噛(かむ)の氣あり虎(とら)は生れながらにして牛(うし)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)