“いしだゝみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
石甃40.0%
甃石20.0%
石疊20.0%
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
血のついた腥くさい石甃いしだゝみの上で、旅興行の手品師が囃子おもしろく、咽喉を真赤に開けては、激しい夕焼の中で、よく大きな雁首の煙管を管いつぱいに呑んで見せたものである。
水郷柳河 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
さうして魚市場の閑な折々をり/\は、血のついた腥くさい甃石いしだゝみの上で、旅興行の手品師が囃子おもしろく、咽喉を眞赤にけては、激しい夕燒の中で
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
道翹だうげうかゞめて石疊いしだゝみうへとら足跡あしあとゆびさした。たま/\山風やまかぜまどそといてとほつて、うづたかには落葉おちばげた。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
今日けふはれにと裝飾よそほひて綺羅星きらほしの如くつらなりたる有樣、燦然さんぜんとしてまばゆばかり、さしも善美を盡せる虹梁鴛瓦こうりやうゑんぐわいしだゝみ影薄かげうすげにぞ見えし。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)